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2017年1月 7日

今更ながら……SMAP解散に思う

平成時代を駆け抜けたジャニーズ事務所所属のアイドルグループ、SMAPが、昨年12月31日に解散しました。もう解散しましたが、私としてのSMAPに関する思いを書かせていただきます。
SMAPは昭和63年、木村拓哉さん、中居正広さん、香取慎吾さん、草彅剛さん、稲垣吾郎さん、森且行さんの6人で結成されました。結成当時はまだ高校生(15歳)以下。とりわけ香取さんはまだ11歳、小学生でした。
平成3年には、西武園ゆうえんちがメインスポンサーとなったTV-ASAHIの番組『アイドル共和国』に出演して人気を集め、その後CDデビューしました。
SMAPにとって大きな転機が訪れました。平成8年4月にFUJI-TVとKTV(関西テレビ放送)が共同制作するバラエティ番組『SMAP×SMAP』(以下『スマスマ』といいます)がスタート。そしてまもなく森さんがグループから脱退、オートレーサーに転向しました。
番組のメインとなったのが、毎回多彩なゲストを迎えて送る“BISTRO SMAP”のコーナー。SMAPのメンバーは、一流シェフ、服部幸應師匠から手ほどきを受けた料理の腕前を披露していました。また、5人が演じるコントや、SMAPの歌も楽しめる構成になり、若い女性を中心に幅広く支持されました。
また、SMAPは個人としての活動も活発で、木村さんと草彅さん、稲垣さんが俳優としてドラマに出演したり、中居さんがバラエティ番組の司会やTBSテレビの五輪中継番組のメインキャスターなど司会者として、香取さんも一時期は“香取ママ”として活躍したほか、各個人がラジオ番組を担当、特に木村さんの番組は、全国の県域FM放送で放送されました。
この間、平成10年3月にはFUJI-TVが新宿区河田町から港区台場へ移転、15年12月の東名阪3大都市圏を皮切りに地上デジタルテレビ放送が始まり、23年7月にアナログ放送が終了、そしてテレビの放送方式もNTSC方式からハイビジョンへと変わりました。テレビ放送の構造的変化の中でSMAPは歩んできました。
ところが昨年1月、某週刊誌にSMAP解散危機の記事が載り、それまでSMAPを支えてきた飯島三智チーフマネージャーがジャニーズ事務所を退社する大騒ぎとなり、ジャニーズ事務所が中居・草彅・香取・稲垣の4人を芸能界から干そうという画策に入りました。
そしてリオデジャネイロ五輪さなかの8月14日未明、「12月31日をもってSMAPを解散する」ということが発表されました。この解散騒動を前に、SMAPは5人そろってFNN系列の『FNSうたの夏まつり』など大型音楽番組はおろか、『FNS27時間テレビ』にも出演しなくなりました。
12月26日、『スマスマ』は最終回を午後6時30分からの約4時間50分のスペシャルとして、“BISTRO SMAP”を中心に20年9ヶ月にわたった番組の総集編を中心に放送しました。また番組中にファンからのメッセージをFAXで募集、1万通以上のFAXが寄せられました。そして、午後11時過ぎに、FUJI-TVに残る秘蔵VTRで構成されたSMAPの28年の奇跡が流された後、12月1日に撮り下ろした『世界に一つだけの花』の歌、そしてこれまで番組を通して苦楽をともにしてきたスタッフと一人一人記念撮影をしました。これが、事実上5人そろう最後の機会となりました。大晦日に放送された『第67回NHK紅白歌合戦』にも出演することなく、その頃は都内の飲食店で木村さんを除く4人と元メンバーの森且行さんが集まって食事を共にし、28年間にわたるグループとしての活動にピリオドを打ちました。今後、木村さんはジャニーズ事務所に残るものの、残りの4人が飯島元マネージャーが中心となって新しい芸能事務所を設立して移籍するということも予想されます。
私のSMAPの思い出としては、平成26年、27年と『FNS27時間テレビ』で企画された“SMAPとめちゃイケ芸人との水泳対決”でした。
『スマスマ』最終回スペシャルの中で『世界に一つだけの花』の前に流された“SMAPの28年の奇跡”の中で流れていた、デビューして間もない頃の昭和63年、『第2回ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会』で、SMAPは放水銃を使って、酒井法子さんや石田ひかりさん、西田ひかるさんなど、当時輝いていた女性アイドル歌手に水をかける係をしていました。それから26年の歳月を経て、SMAPがめちゃイケ芸人と水泳で対決しようという企画が実現しました。2回ともめちゃイケ芸人が勝ち、27年に“本気”をテーマにしたときは、木村さんがバンジージャンプの罰ゲームを受けましたが、生放送で当時と変わらぬ迫力ある真剣勝負の様子が、ハイビジョンのきれいな映像と迫力あるステレオサウンドで伝えられました。これが、FUJI-TVが放送すべき、本格的デジタル放送時代にふさわしいエンタテイメント番組だと、そしてこんな番組がデジタルハイビジョンテレビで見たかった番組だと、私は感じました。
楽曲としてはやはり『世界に一つだけの花』でしたね。もう生で聴く事はできなくなりましたが、嵐など事務所の後輩に歌い継がれてほしいですね。
アナログからデジタルへ、NTSC方式からハイビジョンへ、激変の時代を駆け抜けてきたSMAPの5人。今後、それぞれの道を歩んでいく5人の活躍を期待しましょう。

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2017年1月 1日

昨年の紅白、はっきり言って失敗作!

新年あけましておめでとうございます。
2017年、皆様はどんな新春をお迎えでしょうか?
今年の最初の記事も、例年通りきのう大晦日の『第67回NHK紅白歌合戦』の感想を書きます。
昨年の大晦日、皆さんはどんな思いで『第67回NHK紅白歌合戦』をご覧になりましたか?
昨年の紅白歌合戦は、“夢を歌おう”をテーマに、女優の有村架純さんとアイドルグループ“嵐”の松葉雅紀さんの司会で行われました。
今年の紅白歌合戦は、出場歌手選考の段階で難航を極めました。
今年8月のリオデジャネイロ五輪・パラリンピックのNHK放送テーマ曲『HERO』を歌った安室奈美恵さんや、現在放送中の連続テレビ小説『べっぴんさん』のテーマ曲『ヒカリノアトリエ』を歌ったMr.Childrenさんなどに相次いで出演を断られ、中でも、きのう解散したSMAPには、11月27日の出場歌手発表の後も粘り強く出演交渉をしたものの、12月22日に出演辞退の申し入れがありました。これを受けNHKは、紅白歌合戦でSMAPには一切触れないことにしました。
一方で、NHK側が落選させた歌手も多く、とりわけ、39回の出場を誇った和田アキ子さんや、伍代夏子さん、藤あや子さんといったベテラン勢が相次いで落選、4年連続で『女々しくて』を歌いながら過激なパフォーマンスを見せてくれたゴールデンボンバーも落選しました。3年前に北島三郎さんが、昨年は森進一さんが、そして今年は細川たかしさんが紅白歌合戦の卒業を表明しており、紅白のステージも世代交代が進んでいました。
昨年4月の熊本地震の復興に関する企画も組まれ、有村さんと松葉さんをサポートする総合司会者に、熊本出身で『NHKニュース7』のキャスターの武田真一アナウンサーさんを起用し、Miwaさんの『結』は、『第83回NHK全国学校音楽コンクール・中学校部門』の課題曲であったことから、九州ブロック代表として10月10日の全国大会に出場した熊本市立帯山中学校合唱部の選抜メンバー18人と一緒に歌いました。また、氷川きよしさんの『白雲の城』は、地震で甚大な被害を受けた熊本城の前から生中継しました。武田真一アナウンサーさんは曲の前に、「熊本は私のふるさとです。家族や親戚や友達がいます。育った家もあります。思い出の景色もあります。そんなふるさとが震災で大変なことになってしまいました。今も先が見えない苦しい思いをしている人がいます。遠くはなれていてもふるさとの姿を心に焼き付けていきます。頑張るばい、熊本。」と語りました。
このほか、視聴者参加型の企画として、昨年の大ヒット曲となった桐谷健太さんの『海の声』では、「いっしょに海の声を歌おう」と称して『海の声』を歌う動画を募集し、番組で映像を合成して歌ったり、RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」では、900組の応募の中から選ばれた14組のダンサーとともにパフォーマンスを繰り広げ、AKB48は、系列5グループ、342名の中から“夢の48人”を視聴者の投票で選ぶといった企画があり、“視聴者とともに作る歌番組”への努力が見られました。
一方で失敗になったのが、紅白と映画『シン・ゴジラ』とのコラボレーション企画。おそらくSMAP出場辞退の穴埋めという企画で、渋谷のNHKホールにゴジラがやってくるという想定で、「良質の歌を聴かせることでゴジラを凍結することができる。」という連絡を受け、これに応じたのがX JAPAN。高校野球の応援定番曲にもなっている『紅』を歌い、ゴジラを凍結することに成功しました。
また、番組ではスペシャルゲストとしてタモリさんとマツコ・デラックスさんが出演、“ふるさと審査員”として客席を用意されたものの、オープニングでNHKホールの入口で警備員に入場整理券の提示を求められたところ、入場整理券を忘れるという事態となってホールには入れなくなり、その後、奈落の大道具倉庫や楽屋ロビー、ホールのホワイエと場所を変えて随時寸劇が挿入されました。一時ホール内のパイプオルガンのところに2人が姿を現したところもありました。通常より30秒早くフィニッシュし、最後はタモリさんとマツコさんが満足にステージを楽しめないままNHKホールを後にするという形で終了となりました。
さらに極めつけは紅白の勝敗決定方法。ゲスト審査員が各1票で計10票、ふるさと審査員が6人で1票、観客審査2票、視聴者投票2票の計15票を争う形で、観客審査の2票と視聴者投票の2票を白組が獲得したものの、ゲスト審査員の票が逆転、9対6で紅組の勝利となりました。これについて年明け後、ネットでは「不正があったのでは?」「視聴者投票の意味がない」などの批判がありました。私もどうも、何か八百長疑惑でもあったと思いました。その一方で、ゲスト審査員の目線からは、相葉さんの司会は下手で有村さんの方が上という声もあったと解します。
出演交渉の難航から番組企画・演出、そして紅白の勝敗決定方法まで、大失敗が続いた『第67回NHK紅白歌合戦』。私の目線からも、昨年の紅白は史上最悪の失敗作だったといえます。前年の39.2%の視聴率を下回ることは覚悟すべきでしょう。そして、今回の失敗した点を十分反省し、また、視聴者の声を十分くみ取り、今後の番組制作に生かすべきです。そして、午後7時15分からの4時間半の番組では限界があり、今後、午後8時からの3時間45分番組か、午後9時からの2時間45分番組にするかなど、紅白の放送時間の見直しにも踏み込まなければならなくなるかもしれません。
そして、紅組の司会を務めた有村架純さんには、4月3日から始まる連続テレビ小説『ひよっこ』での活躍も期待します。がんばってください!

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