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2015年1月24日

テレビで提供スポンサーが賞品を出すって、今では珍しくなりました。

昔のテレビではよくあることでしたが、今では珍しくなった光景が今年も正月番組でありました。
1月2日の夕方6:30から深夜の11:30までANN系列で放送された、
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石橋貴明と木梨憲武の体育会系お笑いコンビ、とんねるずが一流アスリートをゲストに迎え、野球、テニス、卓球、ゴルフなどの競技に挑戦する5時間の大型バラエティ番組。『志村・所の戦うお正月』『芸能人格付けチェック』と並ぶTV-ASAHIの正月定番、そして5年前に終了したFUJI-TV『新春かくし芸大会』から正月定番の座を奪った番組です。
今年も番組の最後を飾ったのは、野球対決。東京ドームに、時代を超えて愛される野球おもちゃ“野球盤”の世界を完全再現し、帝京高校時代、野球部だった石橋孝明さん率いるチームと、侍ジャパン(野球日本代表)の4人1組の対決です。
この野球対決の勝利チームの中から特に活躍した選手にはMVP賞として、このコーナーのメインスポンサーの日産自動車より、ワゴン車“NV350キャラバン”が贈られるというもの。試合が始まった直後には、画面の下部で日産自動車など提供各社が表示されました。(このとき、日産自動車は“NISSAN”のロゴがルビーのように輝いていました。)
(ちなみに日産自動車は、大正製薬とともに水曜日夜9:00から放送の、水谷豊さん主演の刑事ドラマ『相棒』のメインスポンサーにもなっています。)
昔は、テレビ番組の提供スポンサーから賞品が出ることがよくありました。
その昔、現在『いきなり!黄金伝説。』が放送されている木曜夜7時にやっていたのが『クイズ・タイムショック』。二枚目俳優、田宮二郎さんが「さあ、あなたの心臓に挑戦します。」とやっていたこの番組では、番組スポンサーすべてからトップ賞や参加賞が贈られていました。その中でも代表的だったのが、ネスレ日本からのコーヒー・ココア詰め合わせセットや、扇雀飴本舗からのあめ玉詰め合わせでした。
また、現在は長崎県の大手通信販売事業者、ジャパネットたかたがメインスポンサーになっている、今年4月で放送開始40周年となる日曜お昼の視聴者参加クイズ番組『パネルクイズ・アタック25』でも、大手インテリアメーカーの東リがスポンサーになっていた時代には、東リからトップ賞になった出場者はもとより、応援団の方にも賞品を出していたと覚えています。現在のトップ賞賞品は、旅行用スーツケースなど、参加賞賞品は、小物セットとボールペンです。なお、東リは、ジャパネットたかたにメインスポンサーの座を譲った後も、この番組をはじめABCの番組に美術協力をしています。
これを見ていると、昔は放送局と提供スポンサーの関係が緊密な時代でした。しかし、今では30秒提供が多くなり、業種も製造業から非製造業へとシフトしていったこと、加えてインターネットなどほかのメディアとの競争が激しくなり、放送局と提供スポンサーとの関係は薄くなりました。また、スポンサー名が冠せられる番組でも、冠スポンサーは1社で提供しているのではなく、メインスポンサーとして複数社で提供しているケースも多くなりました。
話をとんねるずの番組に戻して、野球対決の結果は、とんねるずチームが勝ちました。当初5イニングを終わった時点でとんねるずチームが勝った後、侍ジャパンチームが「あと2イニング延長させて」「あと1イニング延長させて」などとか頭を下げるシーンもありました。昨年はとんねるずチームがその立場でしたが、今年はなんと侍ジャパンチームがその立場になりました。結局8イニングやりましたが結果は変わらずとんねるずチームの勝ち。大型ワゴン車を手にしたのは、とんねるずチームの田中将大さんでした。
私はこの番組、午後8:30ぐらいから見ていましたが、別のコーナーでも、スズキがメインスポンサーとなったゴルフ対決、今回は南城市にある琉球ゴルフ倶楽部(3月に女子プロゴルフツアー開幕戦が行われます)を舞台としました(QABの棚原勝也アナウンサーさんに実況をやって欲しかった)が、この対決で最も印象の良かったプレーヤーにMIP賞としてスズキから軽自動車が(手にしたのは石川遼さん)、また、トヨタ自動車がメインスポンサーとなったテニス対決でも、MIP賞としてトヨタ自動車からハイブリッドカーが贈られていました。
ここで番組を見ていると、あることに気がつきました。各コーナーごとに自動車メーカーがメインスポンサーになっていました。実は、大手自動車メーカー系列の自動車販売店は、この番組の翌日の3日から新年の営業を開始するところが多く、自動車メーカーが“新春初売り”の宣伝にこの番組が利用されていたということでした。すなわち、自動車メーカーは、全国向けに提供CM枠で、またコーナーとコーナーの間に設定されるスポットCM枠で地域ごとに“新春初売り”の宣伝をしたということでしょうか。
『新春かくし芸大会』から正月定番の座を奪った『とんねるずのスポーツ王は俺だ!』。とんねるずとアスリートたちの真剣勝負の裏には、テレビ局とスポンサー企業の密接な関係があった昔のテレビの姿と、番組を宣伝ツールとして利用した自動車メーカーの戦略が見えてきました。

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2015年1月12日

RBCiラジオが送信機器更新のため深夜放送休止

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豊見城市嘉数にあるRBCiラジオの嘉数送信所。局舎の中にある送信機が20年ぶりに新しい機種に役目を譲る。(筆者撮影)
RBCiラジオが、豊見城市嘉数にある嘉数送信所の送信機器更新のため、約1ヶ月間土曜日と日曜日の深夜の放送を休止します。
RBCiラジオは、平成7年9月にQAB(琉球朝日放送)の送信設備整備のために送信鉄塔など送信設備を一新、合わせて送信出力を10kWに増力しました。この時期は普通の女の子が出演する深夜番組『ミッドナイトパーティー』で私も盛り上がっておりましたが、送信所工事が完了するとともに番組終了。その後番組、当時高校生だった松宮麻衣子さんから番組を引き継いだ『伊集院光・深夜の馬鹿力』は今でも続き今年10月には番組スタート20周年を迎える長寿番組となりました。
それから20年、送信機も老朽化し、しかもラジオ放送開局60周年を機に、送信機も新しい機種に更新することになりました。
あの時もそうでしたが、この送信機器更新作業のため、下記の時間帯、放送を休止します。また、ラジコでの配信も休止となります。
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*通常は日曜日、午前4:06~4:50、月曜日、午前2:06~3:50放送休止。
これに伴い、通常月曜日、午前0:30からの『亀淵昭信のお宝POPS』が通常より1時間早く、日曜日、午後11:30に変更されるほか、下記の番組が休止となります。
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*『デブッタンテ』はRKBラジオ(福岡1278kHz)で聴取可能。
*当日の『ラジオパープル』はRKBラジオまたはMBCラジオ(鹿児島1107kHz)で聴取可能。
視聴者が少ない時間帯で影響はないとは思いますが、新しい送信機で、よりよい放送ができるよう期待したいものです。

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2015年1月 5日

サザンオールスターズを紅白歌合戦に出したNHKのねらいとは?

新年あけましておめでとうございます。
K’S COCOLOG開設10周年となりました。
しかし、最近はネタが思い付いたものの、お一人様である故、食事も自分で作って食べなければならないため、パソコンに向かおうとしてもネット閲覧に夢中になり、眠ったりしてネタの鮮度が落ち、書けなくなるということが多くありました。
今年も、書けるかどうか、わかりませんけど、よろしくお願い申し上げます。

さて、新年最初は恒例の“昨年の紅白”です。
昨年の12月31日に放送された『第65回NHK紅白歌合戦』、ご覧になりましたか?
昨年の紅白歌合戦は、“歌おう。大晦日は全員参加で!”をテーマに、昨年大ヒットしたウォルト・ディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』の挿入歌『Let It Go~ありのままで~』や、テレビアニメ『妖怪ウォッチ』の挿入歌『ようかい体操第一』を、ステージ上の歌手、そして視聴者全員で歌おうという企画がありました。
平成26年もあと1時間を切ったところから番組が盛り上がり、スペシャルゲスト、中森明菜さんのニューヨークからの中継出演があったあと、白組最後の嵐(白組の司会者)のステージの前にサザンオールスターズの横浜アリーナからの生中継出演となりました。
サザンオールスターズが紅白歌合戦に出演するのは昭和56年の第34回紅白以来、31年ぶり。そのときの総合司会のタモリさんと、紅組司会の黒柳徹子さんが、ゲスト審査員として招かれていました。あれから31年、年越しライブをやると出演を拒否され、昨年ようやくサザン側からオファーが出ました。
リーダーの桑田佳祐さんは、「メンバーで還暦超えたやつもいるので、もう一回、チームワークを高めてやってみようか、と。来年は元気に外に出ていこうかな」と語った後、現在の世相を批判した歌『ピースとハイライト』と、『東京VICTORY』の2曲を演奏しました。
サザンの紅白出演に当たり、番組制作の指揮を執った柴崎哲也チーフプロデューサーは、放送の2日前まで、サザン側と、コンサートの生中継をするWOWOWと粘り強く交渉を続け,また、放送当日までサザンが出演するということを発表していませんでしたが、今回、放送当日になって、WOWOWから生中継中の映像を提供してもらうという形で、31年ぶりの紅白出演が実現しました。
なぜ、柴崎哲也チーフプロデューサーが、サザンを紅白歌合戦に出したかったという理由が、ネット検索でわかりました。今年3月22日、NHKはラジオ放送開始90周年を迎えます。そのイメージソングとして、桑田さんが書き下ろした『平和の鐘が鳴る』を提供してもらったのがその理由でした。
このサザンオールスターズの出演時間捻出のために割を食らったのが演歌歌手で、歌をフルコーラス歌わせてもらえなかったと不満を漏らした歌手の方も多かったのではないでしょうか。
また、番組では、紅組司会の吉高由里子さんが主演した昨年前期の連続テレビ小説『花子とアン』の特別編も、生放送中のステージで上演され、盛り上がりました。審査結果は、白組の勝利となりましたが、4時間半の長丁場を乗り越えた吉高さんは、『蛍の光』を歌った後に「Yeah!」でフィニッシュを決めました。
紅白歌合戦終了から35分後、元日午前0時20分からの番組『年のはじめはさだまさし』で、平成27年のスタートを切ったNHK Gテレ。先ほども申しましたように、今年は放送開始90周年、そして戦後70年の節目の年。これから再び紅白歌合戦で視聴者の審判を受けるまでの1年間、公共放送としての責任を果たしてほしいと思います。
それから、ももいろクローバーZの有安杏果(ありやす・ももか)ちゃんがインフルエンザに罹患し、紅白歌合戦のステージに立てなくなる事態がありました。これからインフルエンザがはやる時期です。この寒い折、くれぐれもご注意を。

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