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2014年1月 2日

2014年最初の投稿も『紅白』の感想から

新年明けましておめでとうございます。
平成26年、2014年の元日。ここ沖縄も晴れのよい天気。すがすがしい新年を迎えました。
今年は2月にロシアのソチで冬季五輪が、6月にブラジルでサッカーのFIFAワールドカップが行われ、日本選手の活躍が期待されます。

さて、31日に放送された『第64回NHK紅白歌合戦』、ご覧になられましたか?
NHKが苦労して確保した51組の歌手の皆さんが、一年で最高の歌唱を聴かせ、それぞれの素材が輝きを見せてくれました。
昨年の紅白の最大のみどころは、視聴者から要望の多かった、連続テレビ小説『あまちゃん』のステージ、半世紀にわたり『紅白歌合戦』、そして日本の歌謡界を支えてきた、北島三郎さんの“最後の紅白”。
午後9時20分ごろ、NHKホール近くの別会場に、ドラマに登場した「スナック梨明日」が再現され、海女クラブの忘年会という設定で、『あまちゃん』の紅白特別編が繰り広げられ、まず、能年玲奈さんがドラマで結成されたGMTのメンバーなど11人で『暦の上ではディセンバー』を歌った後、ステージ上の能年さんが、喫茶店内の橋本愛さんに「ユイちゃんこっち来て一緒に歌うべ~」と声をかけると、舞台上のスクリーン上で、橋本さんがタクシーに乗って岩手から東京・渋谷のNHKホールにかけつけるという鉄拳のアニメが上映され、橋本さんがステージ上に駆けつけると、能年さんと橋本さんが『潮騒のメモリー』の1番を歌い、その後小泉今日子さんが2番、薬師丸ひろ子さんが3番を歌い、最後に『あまちゃん』の出演者が『地元に帰ろう』を歌いました。なお、紅白の番組中では、『あまちゃん』の出演者は、役名で取り扱われました。
昨年の大ヒット作となった『あまちゃん』の世界を、『紅白歌合戦』のステージで表現し、能年さん、橋本さん、25年前の紅白のステージとなった小泉さん、6年前に東京タワー大展望台からの生中継で参加したものの紅白のステージでは初めて歌ったという薬師丸さんの4人の歌声に、会場内から、あるいは全世界のお茶の間から大きな拍手が送られました。
ドラマの脚本を書いた宮藤官九郎さん(当日はゲスト審査員として紅白のステージを特等席から鑑賞)も、本当の最終回は『紅白歌合戦』のステージでと思っていたのでしょう。
9月28日の『あまちゃん』終了後、NHKには『紅白歌合戦』で視聴者から『あまちゃん』のステージをという要望が多く寄せられていました。紅白の前日にNHKではGテレで午前8時から途中ニュースなどをはさんで約9時間30分にわたり全156回分のダイジェストを一挙放送しました。これだけ満足な反響があれば、NHKは視聴者の要望に十分応えられたと思います。6日から後半が始まる『ごちそうさん』も絶好調であり、NHKはこれからも受信料を払っている視聴者の声に応えるべきだと思います。
そして北島三郎さんの“最後の紅白”。
北島さんは大トリで『まつり』を歌いました。紅白で『まつり』を歌うのはこれが6回目。平成11年の紅白でも“ミレニアムの前祝い”として歌いました。(この年の白組の司会者だった中村勘三郎さん(当時の中村勘九郎さん)もなくなってしまいました)北島さんは座長公演で使った龍を形取ったクレーンに乗って登場し、エネルギッシュなステージを展開しました。私も北島さんの唄で一番好きなのはこの『まつり』。今年1年の収穫に感謝し、翌年の健康と収穫などを願うという“まつり”文化が迫力あるステージで伝わり、ステージと観客の一体感が伝わってくる楽曲です。
前回の東京五輪を翌年に控えた昭和38年の第14回紅白に『ギター仁義』で初出場以来、50年間出場してきた北島さん。今回、50回出場を機に若い力に道を譲ろうと、今回の紅白を“最後の紅白”として紅白のステージから勇退することになりました。
座長公演でエネルギッシュなステージを披露する北島さんも御年77才。半世紀あまりの長きにわたり『紅白歌合戦』、そして日本の歌謡界を支えてきた大黒柱も年齢には勝てなかったのでしょうか。
紅白で“豪華衣装”で名をあげた小林幸子さんの後を継ごうとしている水森かおりさんや、氷川きよしさんなど、次の時代の歌謡界を背負う歌手も育ってきています。北島さんが半世紀あまりの年月の中で築いていったその功績を、こうした歌手の皆さんが引き継いでいくことが求められています。しかし、音楽業界は急激に構造が変わり、歌手の皆さんが育っていくことが難しくなっています。
この他にも、AKB48の大島優子さんが番組内で卒業宣言をしたり、南大東島からNHK全国学校音楽コンクールに出場した沖縄の南大東小学校を、嵐の5人が訪れたVTRも紹介されるなどの企画もありましたが、視聴者の皆さんは、2年連続で白組に軍配を上げました。紅組は司会の綾瀬はるかさんの序盤の不調が最後まで響きました。しかし、綾瀬さんは『花は咲く』を歌う前に涙ながらに語り、観客から「がんばれ!」の声援を送られながらも『花は咲く』を見事に歌いきったのが印象に残りました。できれば能年さんと2人で司会してほしかったです。
昨年の紅白を見て、NHKは昨年の紅白を、視聴者の要望に応えられた番組として評価し、受信料を支払っている視聴者の厚い信頼関係を維持し、今後も視聴者の要望に応えられる情報発信地として、その使命を果たしていただきたい、と思いました。

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