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2011年4月24日

“えりぃのお母さん”よ、永遠に-田中好子さんがんに死す

元キャンディーズのスーちゃんとして、また10年前に放送されたNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』の“えりぃのお母さん”に代表されるような母親役として活躍してきた、女優の田中好子さん(本名:小達好子)が、21日午後7時4分、乳ガンのため東京都内の病院で死去しました。55歳でした。
田中さんは昭和48年、伊藤蘭さん、藤村美樹さんと3人でアイドルグループ“キャンディーズ”を結成、『あなたに夢中』『年下の男の子』『春一番』『わな』などのヒット曲を連発、1970年代の歌謡界で一世を風靡しました。また、ピンクレディーと人気を二分しました。
昭和53年4月、東京・後楽園球場での解散コンサートを最後にグループを解散した後は、女優として活躍、平成元年に公開された映画『黒い雨』の演技で日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しました。
平成13年、21世紀最初のNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』では、国仲涼子さん演ずる主人公・恵里の母親役で人気を集めたほか、去年10月に放送された裁判員制度をテーマにしたNHKのドラマ『てのひらのメモ』でも存在感のある演技を見せました。
平成3年に、29歳の若さで白血病でこの世を去った夏目雅子さんの兄の小達一雄さんと結婚しますが、翌平成4年に乳ガンが見つかり、手術を受け、その後もガンが見つかりその都度治療を受けながらも、『ちゅらさん』の“えりぃのお母さん”に代表されるような母親役として芸能活動を続けていました。
田中さんは今年2月に体調不良で倒れ、入退院を繰り返していましたが、ガンが全身に転移してしまい、21日朝になって容態が急変、その日の夜7時4分に夫などに看取られながら息を引き取っていきました。
『ちゅらさん』の“えりぃのお母さん”というイメージを持っている方が多かったという田中好子さんですが、“キャンディーズのスーちゃん”として3人で歌っていた時を知っていたことを知っていた世代も少なくなり、それは50代以上になってきました。
『ちゅらさん』の放送から10年、今でも私の心には、古波蔵恵里の母親というイメージがまだ残っています。21日の午後11時頃、新聞社のホームページを開いたときに「元キャンディーズのスーちゃん田中好子さん、乳ガンで死去。」の悲報に接したときには私もショックで寝られませんでした。私としては“女優・田中好子”よりも“えりぃの母・古波蔵勝子”が亡くなったと受け止めています。沖縄風の葬儀をあげた上で沖縄特有の“破風墓”に納骨、というわけにも行かないでしょうか。
“キャンディーズのスーちゃん”から“えりぃのお母さん”へ、ガンと闘いながら女優としての人生を歩んできた、田中好子さん。しかし、ガンとの闘病生活には勝てず、55歳の若さでの早すぎる死でした。
田中好子さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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