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2009年12月 5日

静岡と浜松、2つのコールサイン?

先日、NHKの広報番組『三つのたまご』(NHK総合テレビで毎週日曜日午前11:30)で、静岡のNHKの番組『フジヤマの金3』(静岡県の総合テレビで金曜日午後7:55、ただし不定期放送。)が紹介されていました。
この『フジヤマの金3』は、NHK静岡放送局のことについて、視聴者から質問を受け、同局の神門光太朗(かんど・こうたろう)アナウンサーさんがお答えする番組です。「金曜日の夜に3分間だけの放送」ということがタイトルの語源だとか。それだけに、神門アナウンサー(番組では遠山金四郎の格好で出演します)も3分間で答えを話さなければならず、思わず早口になることも。
『三つのたまご』を見て、その『フジヤマの金3』のホームページを訪ねたところ、5月29日の『フジヤマの金3』で、『JOPKって、ナニ!?』ということで放送されていました。
午前4:13、子犬の映像が30秒間流れたあと、花が咲き誇る春、緑いっぱいの夏、紅葉で色づく秋、雪に閉ざされた冬……NHKの自然番組の膨大な映像素材から選りすぐられた四季の映像が、米国のニューエイジグループ、2002の演奏する『Suddenly Yours』にのせて映し出されます。そして、ファンファーレと共に日章旗が映し出されると、静岡県ではこの映像になります。
Jopktv
「JOPK-TV、NHK静岡総合テレビジョン、JODG-TV、NHK浜松総合テレビジョンです。」
ちなみに、沖縄県では、
Joaptv
「JOAP-TV、NHK沖縄那覇総合テレビジョン。」
通常、NHK総合テレビの放送単位は、各府県ごとに1波(北海道は7地域ごとに1波、福岡県は東部・西部ごとに1波、関東は1都6県で1波。)となっていますが、午前4:15前のコールサインアナウンスで、複数のコールサインがアナウンスされるのは、静岡県だけだそうです。ちなみに教育テレビでも午前5:00の最初の番組が始まる前と放送終了時の『君が代演奏』後に、静岡県では静岡と浜松の、北海道は7地域ごとのコールサインがまとめて放送されていますが、事実上、全県・全道1波となっています。
その昔、NHKでは1つの県に複数の放送局が設置され、きめ細かい地域ごとにラジオ第1や局によっては総合テレビでも地域別にローカル放送を行っていました。(例:青森県・広島県・長崎県など)静岡県でも静岡局が県央・駿東地区向けに、浜松局が遠州地区向けに、ローカル放送を行っていました。また、民放でもSBS(静岡放送)とSUT(テレビ静岡)が静岡局と浜松局で独自にコールサインが割り当てられ、県央・駿東地区向けと遠州地区向けで別番組・別CMを送出していました。
ところが昭和50年代後半になってNHKの財政が悪化したため、NHKで地域放送のリストラが行われ、ローカル放送は北海道と福岡県を除いて府県単位とし、県庁所在地にある放送局に放送機能を集約することになりました。静岡県でも、遠州地区向けのローカル放送を廃止され、静岡局からの放送に一本化され、浜松放送局は放送機能のない名前だけの局、後に報道・営業拠点を持つ浜松支局に格下げされました。
ローカル放送の全廃で放送局から支局への格下げに伴って、コールサインも廃止され、中継局化されましたが、浜松局だけはコールサインが残され、前述のように静岡から静岡・浜松両局のコールサインがアナウンスされるとのことです。(ラジオ第1では浜松局で、午前5:00の『ラジオ深夜便』終了後と午後0:00前、午後7:00前に、静岡から「JODG、NHK浜松第1放送です。」のアナウンスが静岡本局と別に送出されます。)
なぜこのようなことになったのか、静岡のNHKに電話で問い合わせしたところ、静岡県は全域が東海地震対策地域に指定されており、大規模地震や大津波など大規模災害が発生した際、県央・駿東地区向けと遠州地区向けできめ細かい情報を提供できるようにするため、ということでした。要するに大規模な災害の歳に地域別の放送ができるようにとのことで、通常、浜松局は事実上の中継局扱いということでしょうか。
ただ、平成17年に始まったデジタルテレビ放送では、静岡本局にのみ、総合テレビに“JOPK-DTV”、教育テレビに“JOPB-DTV”のコールサインが割り当てられ、浜松局はその中継局となっています。このため、全国で唯一、総合テレビの“複数コールサインアナウンス”も、平成23年7月のアナログテレビ放送終了と共に見納めとなります。
ちなみに、浜松のNHKには、支局格下げに伴って使われなくなったテレビスタジオなどを利用して、東京・渋谷の放送センターや埼玉県のアーカイブスに収蔵しきれない、アナログレコードの収蔵アーカイブス施設があり、国立国会図書館顔負けの34万枚が収蔵されています。9月21日と22日には、この豊富なアナログレコードアーカイブスに収蔵されたアナログ盤を利用して、FM放送の祝日特集番組『今日は一日浜松アーカイブス三昧』が2日間合わせて約20時間にわたって浜松支局から生放送され、音楽・オーディオ愛好家から大反響を得ました。
ということで、NHK静岡の“コールサインアナウンス”のなぞ、これにて“一件落着”ですね。

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