視聴率過去最低8.6%!ますます岐路に立たされた『新春かくし芸大会』
年の初めのためしとて 終わりなき世のめでたさよ………。
この『一月一日』の歌で始まるFUJI-TVの新春恒例『第46回新春かくし芸大会』の視聴率が関東地区で8.6%と、史上初めて一ケタ視聴率に終わったことが、ビデオリサーチ社の調査で分かりました。
今年で第46回を迎えた渡辺プロ・FUJI-TV共同制作の『新春かくし芸大会』、今年は、平成8年以来13年ぶりに生中継で放送しました。
これまでは東西対抗、紅白対抗、ヤングチームVSアダルトチームといった対抗戦形式を取っていましたが、今年はこれをやめ、事前に収録した6つの演目に加え、番組と平行して行われるエコアートの生演目を加えた7つの演目について、5人の特別審査員に加え、視聴者の電話投票による採点を総合して“ベスト・オブ・かくし芸”を選ぶという趣向で放送しました。
演目は、ヘキサゴンファミリーによる中国語劇や、若手タレントとFUJI-TVの男子アナウンサーによる“イケメン新体操”、堺正章さんや中山秀征さんの個人芸などが、VTRで披露されました。
今年の『新春かくし芸大会』では、5人の特別審査員に加え、視聴者も10点満点で審査に採点できるという取り組みがなされました。
参加方法は、電話投票システムを利用したもので、例えばある演目に10点を入れるときは、演目の終了から5分以内に0180-****-10、9点を入れるときは0180-****-09に電話をかけるというものです。参加できるのはNTT東西の固定電話に加入している世帯に限られ、携帯電話、PHS、IP電話では審査に参加できません。また、電話1回かけるごとに約9円の通話料金が課金されます。審査は、特別審査員の50点満点に、視聴者の採点の平均点が加えられた得点で行われました。
審査の結果、中山秀征さんらのグループによるシャボン玉の芸が、“ベスト・オブ・かくし芸”に選ばれました。
地上デジタル放送がスタートして5年が経過し、アナログ放送があと2年半で終わろうとしている今、各テレビ局ともデジタル放送の特色を生かして視聴者参加の番組作りに取り組んでおり、今年の『新春かくし芸大会』もそのひとつでした。
今回、視聴者採点を取り入れることで、視聴者が演目の採点に参加できるという、新たな魅力を取り入れたのも、本格的なデジタル放送時代を見据えた取り組みだと考えます。若い人たちのテレビ離れが進む中で、今後、このような視聴者参加型の番組作りへの取り組みは、ますます重要になると思います。
そんな取り組みにもかかわらず、視聴率は昨年の12.6%をさらに下回る、8.6%の過去最悪の数字に終わりました。
東京五輪を10ヶ月前に控えた昭和39年に始まった『新春かくし芸大会』(ちなみに塩野義製薬提供の『MUSIC FAIR 21』もこの年に始まりました)。今をときめく芸能人が、とっておきの“かくし芸”を披露する番組として、新春のお茶の間に親しまれてきました。
出演者は、ハナ肇とクレージーキャッツやザ・ドリフターズなど、渡辺プロに所属するタレントが中心。ミニドラマや外国語ドラマなどの演目を繰り広げました。
昭和55年の第15回大会には過去最高の48.6%の視聴率を記録。NHKの『紅白歌合戦』、TBS-TVの『輝く!日本レコード大賞』とならぶ年末年始の定番番組となりました。放送時間も拡大し、一時期は2日間に分けて合計5時間もやったという事もありました。
しかし、平成になってから番組の輝きにもかげりがでてきて、視聴率が低迷してきました。平成9年には番組の常連スポンサーとして提供クレジットにその名を連ねてきた当時の4大証券のひとつ、山一證券が経営破たん、これもまた低迷に拍車をかけました。平成5年にはクレージーキャッツのリーダーだったハナ肇さんが死去、ハナさんの後を追うかのようにメンバーが次々とこの世を去り、平成19年には植木等さんも帰らぬ人となり、現在も生存している谷啓さんなど3人も高齢となりました。
このことからかつての番組の輝きはほとんど薄れてきたものと思われます。
加えて今年のかくし芸大会では、“イケメン新体操”という企画があり、この演目にFUJI-TVの男性アナウンサー3人が動員されました。こんなところにまでFUJI-TVのアナウンサーを動員するのはいかがなものかと私は思いました。近年のかくし芸大会は、「渡辺プロ所属のタレントとFUJI-TVのアナウンサーの共演による学芸会」と、視聴者から厳しい批判が出ているのです。新体操までやらされるともなると、アナウンサーを目指す学生のやる気をそぐ企画ではないかと思います。
事実上の個人戦形式とし、視聴者参加の趣向を取り入れたにもかかわらず、46年の歴史の中でも初めての一ケタ視聴率、8.6%。おまけに折からの不況で常連スポンサーが出稿量を減少若しくは撤退、かわって青少年の健全育成上も良くないパチンコ台メーカーが提供スポンサーになり、CMを流す時代………こうなってくれば『新春かくし芸大会』の存在価値にも影響が出ることになるでしょう。ちなみに、『新春かくし芸大会』の次に放送されていた『爆笑レッドカーペット・新春満点コラボ祭り!』は、17.4%をとっています。
今年3月1日に開局50周年を迎えるFUJI-TVにとって、ショッキングな開局50周年の年の幕開けとなりました。
そこでこのブログをご覧の皆様にアンケート。質問は5つ用意しました。
Q1.あなたは元日の夜に放送された『新春かくし芸大会』をご覧になりましたか?
・見た
・見なかった
Q2.今年の『新春かくし芸大会』、過去の同番組と比べていかがでしたか?
・おもしろかった
・おもしろくなかった
Q3.『新春かくし芸大会』の裏番組の中で、主としてどの番組をご覧になられましたか?
・鶴瓶の家族に乾杯お正月SP(NHK総合)
・TOKIOドリームチャレンジ(NNN系列)
・芸能人格付けチェック2009お正月SP(ANN系列)
・関口宏の東京フレンドパーク2新春特別開園SP(JNN系列)
・BSデジタル放送の番組
・CSデジタル放送の番組
Q4.『新春かくし芸大会』の今後の処遇として、あなたならどう考えますか?
・今年限りで打ち切り
・来年限りで打ち切り
・アナログテレビ放送最後の年となる平成23年で打ち切り
・デジタルに一本化される平成24年以降も継続
・わからない・どちらともいえない
Q5.あなたが一番好きなクイズ番組は何ですか?
・世界一受けたい授業(NNN系列・毎週土曜午後7:00)
・全国高校生クイズ(NNN系列・毎年8~9月)
・Qさま!(ANN系列・毎週月曜午後8:00)
・クイズ雑学王(ANN系列・毎週水曜午後8:00)
・パネルクイズアタック25(ANN系列・毎週日曜午後1:25)
・クイズ・タイムショック(ANN系列・3ヶ月に1度)
・世界・ふしぎ発見!(JNN系列・毎週土曜午後9:00・日立グループ提供)
・オールスター感謝祭(JNN系列・半年に1度)
・ネプリーグ(FNN系列・毎週月曜午後7:00)
・クイズ!ヘキサゴン(FNN系列・毎週水曜午後7:00)
・IQサプリ(FNN系列・毎週土曜午後7:00)
・平成教育予備校(FNN系列・毎週日曜午後7:00)
・クイズ$ミリオネア(FNN系列・不定期放送)
・双方向クイズ・にっぽん力(NHK Hi-Vision・毎月最終土曜日午後10:00)
※Q5の回答については、以下の点にご注意ください。
・複数投票を受け付けますが、1日に1票しか投票できません。
・用意した番組以外の投票も受け付けますが、現在放送されている番組に限ります。
・投票の際、50字以内でコメントをお書き添えください。
回答はそれぞれの選択肢の中から1つをお選びください。コメントのある方はコメント欄にお書き込みください。みなさまからの忌憚のないご意見、お待ちしております。


Comments