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2008.11.05

NHK教育テレビ・ラジオ第2放送の深夜放送縮小の是非をめぐるアンケート結果発表!

7月7日、全国各地で『七夕ライトダウン』と称して、夜間の一定時間のライトアップ自粛活動が行われました。その前夜、NHK教育テレビがこの『七夕ライトダウン』に賛同するとして、7月6日の放送を午後11:00で終了しました。NHKの福地茂雄会長は「今後、地球環境保全のため、教育テレビとラジオ第2放送の深夜放送を縮小すべきだ。」と話されました。
これを受け、このブログではNHK教育テレビ・ラジオ第2放送の深夜放送縮小の是非などをめぐって、アンケートを行いました。その結果がまとまりましたので報告します。
結果発表に際して、取材その他に時間がかかったため、結果発表が遅れたことをお詫び申し上げます。
Q1.「NHK教育テレビの放送時間について、どれが妥当だと思いますか?」については、
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寄せられた票のすべてが「深夜放送を全廃すべき」としています。特に「10年前の水準、午前6:00から深夜12:00までとすべき。」という意見が多いようでした。
Q2.「NHKラジオ第2放送の放送時間について、どれが妥当だと思いますか?」については、
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現行で深夜1:00までとなっている放送を深夜12:00までとすべきとする意見が多く、「1日18時間よりさらに短縮すべき」という回答も1票ありました。
NHK教育テレビは、オイルショック後の放送時間短縮措置解除後長い間、放送時間は午前6:00から深夜12:00まででした。
しかし、3期7年間にわたった海老沢勝二会長の時代だった平成11年4月に、放送時間を午前5:00から深夜2:00までに拡大、さらに平成12年4月には総合テレビ同様24時間放送に拡大されました。
その後、音楽番組担当プロデューサーによる制作費不正流用事件をきっかけに、教育テレビの深夜放送を見直すことになり、深夜の一部時間帯を放送休止としました。
さらに今年4月、NHKの福地茂雄会長は「地球温暖化対策の一環として、教育テレビの深夜放送をさらに見直すべきだ。」と発言、そのため、7月6日の午後11:00打ち切りとなりました。
10月以降、これまで深夜帯に放送してきた『NHK高校講座』の再放送がインターネットによるオンデマンド配信に変わるため、別の番組をこの時間帯にもっていくなどして、週末の放送終了時間を繰り上げることになりました。
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そして、放送終了後は、アナログ放送の電波をとめることにしました。これによって使用する電気量を一日あたり3,000kWh節減でき、排出する二酸化炭素を半年間で約300t削減することができます。(デジタル放送については、放送終了後もデジタル機器の更新プログラムを流しているため、停波しません。)
アンケートの結果では「放送時間を10年前の水準にまで戻し、深夜放送を全廃すべき。」という意見が多いようでしたが、さらなる放送時間の短縮については、今後の検討課題になりそうです。あと3年足らずでアナログテレビ放送は終わります。この際、アナログ教育テレビの放送時間を午前6:00から深夜12:00までの1日18時間に短縮した上で、昼間の時間に1時間ほど放送休止してデジタルのみの放送とする時間帯を設けてもいいのではと思います。(デジタル放送は24時間ノンストップ)そうでもしないと、デジタルテレビは普及しないと思います。そのうえ、デジタル放送はアナログ放送の5分の1の送信出力で済むのですから。
一方、ラジオ第2放送も、かつては深夜に語学講座や高校講座などの再放送をやっていましたが、これも、近年のポッドキャストの普及で、インターネットによるオンデマンド配信に変わることも予想され、長年にわたり日本人の語学力、教育力の向上に大きく貢献してきたラジオ第2放送のあり方も考えなければならないと思います。深夜放送の全廃もやむなしといったところでしょう。
Q3.「NHKラジオ第2放送の放送形態について、どちらが妥当だと思いますか?」については、
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これも専門的なことで難解だったかと思いますが、NHKラジオ第2放送は、教育・語学番組のほか、株式市況や気象通報、それにワールド国際ラジオ放送の外国語ニュース番組などを放送しています。番組は全国一律ですが、各県ごとにコールサインが割り当てられています。(ただし、関東は1都6県で、愛知県・三重県・岐阜県は3県で、関西は2府4県と徳島県で、熊本県・佐賀県は2県でそれぞれ1波となります。)このコールサインは、午前6:00の放送開始前と、1日3回(午前9:20、午後4:00、午後10:00)の気象通報終了後、そして深夜1:00の放送終了を告げる君が代演奏の前に、それぞれアナウンスされます。たとえば、埼玉県南埼玉郡菖蒲町にある菖蒲久喜ラジオ放送所から周波数693kHz、出力500kWで送信されている東京第2放送では「JOAB、NHK東京第2放送です。」といいます。しかし、北海道内のラジオ第2放送ではコールサインをいわずに「NHK第2放送です。」としかいいません。
この件について、NHK札幌放送局に電話で問い合わせたところ、北海道内のNHK教育テレビおよびラジオ第2放送は、札幌だけでなく、函館・室蘭・帯広・釧路・北見・旭川に放送局があり、それぞれ個別のコールサインがあるものの、送出の効率化を理由に、教育テレビでは午前5:00からの『漢詩紀行』開始前と深夜の放送終了時に7局のコールサインをまとめて表示して「NHK教育テレビジョンです。」とだけアナウンスし、ラジオ第2放送では午前6:00の放送開始前と気象通報終了後、そして深夜1:00の放送終了を告げる君が代演奏の前に「NHK第2放送です。」とだけアナウンスすることになっているとのこと。
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これは、午前5:00からの『漢詩紀行』開始前に送出される北海道内のNHK教育テレビのコールサインです。(ラジオ第2放送は末尾のTVがありません)札幌・函館・室蘭・帯広・釧路・北見・旭川と、7地域ごとに教育テレビとラジオ第2放送のコールサインが割り当てられています。ちなみに、総合テレビでは各地域ごとに放送され、札幌放送局の場合、こうなります。
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通常は全国一律の番組編成となっているNHK教育テレビにも、年に何回かローカル放送が組まれることがあります。各地域において、夏の全国高校野球選手権地方大会などのスポーツ中継や、NHK全国学校音楽コンクールの府県コンクール・ブロックコンクールを放送しています。
北海道の場合、地域が広大なことから、北海道を9つの地区に分け(中学校の部では札幌地区はさらにA地区とB地区に分割)、その地区の代表が札幌市で行われる全道コンクールに出場し、そこで金賞となった1校が全国コンクールに北海道ブロック代表として出場します。
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地区別のコンクールは各地区ごとにFMラジオ放送、また地域によっては総合テレビでも放送されます。また、全道コンクールは北海道ブロックの教育テレビで全道放送されます。
このことから、北海道ブロックとしてのローカル放送はあっても、7地域ごとのローカル放送はありません。また、ラジオ第2放送は全国一律の番組編成であり、このため、函館・室蘭・帯広・釧路・北見・旭川の教育テレビとラジオ第2放送は事実上、札幌局の中継局という意味合いが多く、コールサインの存在価値も全くありません。(ただ、番組は札幌局から道内各局を経由して送信所に伝送されます。)民間放送でも、デジタルテレビは札幌・手稲山送信所に親局機能を一本化され、他の函館・室蘭・帯広・釧路・北見・旭川の各局はすべてコールサインを割り当てられない中継局となっています。それであるならNHKも、教育テレビとラジオ第2放送に関しては、民放同様、函館・室蘭・帯広・釧路・北見・旭川の6局からコールサインを廃止し、番組も札幌局から道内各局を経由せず、直接送信所に伝送して中継局扱いにすべきではと思います。ちなみに近畿地方ではNHK総合テレビは府県ごとに1波、教育テレビは2府4県広域で1波になっています。
また、NHKラジオ第2放送は、札幌・秋田・東京・大阪・熊本の5箇所で大出力の放送を行っています。
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これは、前述の気象通報が沿岸で操業している漁船に確実に受信できるようになっています。特に日本海側では、韓国、中国、北朝鮮、ロシアの大出力ラジオ局(ところによっては1000kWで放送しているところも)もあり、混信も多いことから500kW(大阪局は300kW)という出力での送信となっています。現在では衛星による気象情報の配信もありますが、NHKラジオ第2放送の気象通報が漁船にとって“命の電波”であることに変わりはありません。
アンケートではローカル放送がないなら、ラジオ第2のコールサイン(親局機能)も集約すべきかということで、前述の5ヶ所の大出力局を親局とする方法と、東京第2放送1ヶ所を親局にする方法を用意しましたが、親局機能の集約は必要であるものの、5ヶ所の大出力局に集約するか、それとも東京1ヶ所に集約するかでは意見が分かれました。
ところが、このNHKラジオ第2放送に地域限定の番組が存在していたことが判明しました。
愛知県名古屋市の栄にあるNHK名古屋放送局です。36年の歴史を持つ中学生が主役のドラマ『中学生日記』や『めざせ!会社の星』がこのスタジオで製作され、全国に向けて放送されています。また、6月から7月にかけて放送された土曜ドラマ『監査法人』も、ここで製作されました。
このNHK名古屋放送局では、NHKラジオ第2放送の通常番組終了後の深夜1:00から20分間、『ラジオジャパンフォーカス』というポルトガル語の番組を放送しています。NHKラジオ第2放送の地域放送番組は、日本全国広しといえども、ここだけです。NHKが海外向けに短波で放送しているワールド国際ラジオ放送のポルトガル語の番組を、東海3県に向けて放送しています。この番組は、静岡第2放送でも放送されています。
なぜこの番組があるかというと、東海地方では近年、ブラジル人が増加し、最近の傾向として一時的な出稼ぎではなく定住志向が強まっており、ブラジル人が地域社会の重要な一員となっている中で、日本では外国人を受け入れる体制が充分に整備されているとは言えず、日本で生活するブラジル人はさまざまな困難を抱えています。そこで名古屋放送局ではブラジル人が日本で生活していく上で役立つ情報を提供するため、今年4月からラジオ第2放送の通常番組終了後の深夜1:00から、ワールド国際ラジオ放送のポルトガル語の番組を放送しているとのことです。翌日の通常番組開始前の午前5:40からの再放送もあります。
また、NHK名古屋放送局では、在日ブラジル人向けの情報源としてポルトガル語のサイトを設けました。東海4県のローカルニュースや自治体、NPOからのお知らせ、土曜日の夕方に放送されている『週間こどもニュース』のポルトガル版など、在日ブラジル人が日本で生活するのに必要な情報が満載です。また、毎週金曜日の午後6:00から東海・北陸ブロックのFMラジオで放送されている『FMトワイライト』では、日本人の父とブラジル人の母を持つ女性シンガー、隼人加織さんが、ブラジルの音楽情報をポルトガル語と日本語のバイリンガルでお伝えします。もちろん、ホームページからもリクエストやメッセージを送ることができます。
NHK名古屋第2放送は、コールサインJOCB、周波数909kHz、出力10kWで放送しており、愛知県の豊橋市、岐阜県の高山市、中津川市、郡上市、三重県の熊野市、尾鷲市などに中継局があります。
NHK静岡第2放送は、コールサインJOPB、周波数639kHz、出力10kWで放送しており、浜松市に中継局があります。
名古屋局の『ポルトガル語番組』で“全国1波化”に“待った”がかかったことを受け、NHKラジオ第2放送の放送体制は、札幌(北海道)、秋田(東北)、東京(関東・甲信越)、名古屋(東海・北陸)、大阪(近畿・中国・四国)、熊本(九州)の6親局体制とし、それ以外の地域局は各ブロックごとの親局の中継局とすることが望ましく思います。すなわち、豊見城市金良(かなら)の送信所から周波数1125kHz、出力10kWで放送されている“NHK沖縄那覇第2放送・JOAD”は、熊本県大津町の送信所から周波数873kHz、出力500kWで放送されている“NHK熊本第2放送・JOGB”の豊見城中継局となります。その上で、送信出力の調整や存在価値のない小規模中継局、周波数の整理といった“リストラ”が必要だと、私は思います。そして、いずれは名古屋局の『ポルトガル語番組』も、ラジオ第1放送かFMラジオ放送へ移行した上で、菖蒲久喜送信所を親局とする“全国1波”とすることになるでしょう。
来年1月10日、NHK教育テレビは放送開始50周年を迎えます。また、NHKラジオ第2放送も昭和6年の開局以来、77年の歴史を歩んできています。長年にわたり国民の教育・教養の向上に大きく貢献してきたNHKの教育テレビとラジオ第2放送も、インターネットによるオンデマンド配信の普及や地球温暖化防止の観点から、深夜放送の見直しをはじめ、そのあり方が問われることになるでしょう。

いつもアンケートへの回答ありがとうございます。締め切り後、結果の分析に時間がかかっており結果の発表が遅れております。現在受け付けている“個室ビデオ店放火事件”関連のアンケートの受付を11月16日まで延長しています。よろしくお願いします。

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