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2008年7月 4日

“児童ポルノ禁止法改正”関連アンケート結果発表!

ガソリン税暫定税率問題や後期高齢者医療保険制度などでもめにもめた通常国会が20日、156日間の会期を終え閉会しました。自民・公明党が多数の衆議院、民主党が多数の参議院という、“ねじれ現象”の中での国会でした。
そんな中で、児童ポルノの単純所持禁止などを盛り込んだ「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(児童ポルノ禁止法改正案)」が、与党議員によって国会に提出されようとしていました。これを受け、このブログでは、“児童ポルノ禁止法改正”関連のアンケートを行い、国会最終日の21日に締め切りました。たくさんの回答ありがとうございました。その結果がまとまりましたのでご報告させていただきます。
結果発表の前に、児童ポルノ禁止法改正案に関する与党・民主党の動きについて触れておきましょう。
まず、与党側は、かつて法務大臣を務めたことがある森山眞弓議員らが中心となるプロジェクトチームが、6月10日に下記の内容の改正案を衆議院に提出しました。
・いわゆる“単純所持”について規制の対象とし、「自己の性的好奇心を満たす目的で」18歳未満の児童の写真を所持した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金。
・インターネットプロバイダにも「インターネット上の児童ポルノ拡散を防ぐための措置を講じることや、必要に応じて捜査機関に協力する」よう努力義務を課す。
与党側の改正案は、通常国会終了に伴い継続審議となりました。
一方、民主党が提出しようとしている改正案では、
・“児童ポルノ”の定義の明確化。第2項の「他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの」を「性器などをことさらに強調するなどして示す児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの」にあらため、第3項の「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの」を解釈があいまいだとして削除する。
・単純所持の処罰対象の限定(「対価を支払って取得」「性的目的など所持」に限定)
・「盗撮」についても処罰の対象
民主党の改正案は今国会には提出されませんでした。次の臨時国会への提出を目指しています。
与党案、民主党案の違いを図示すると、下のようになります。
Photo
Q1.「与党と民主党が提出しようとしている児童買春・児童ポルノ禁止法改正案、あなたはどちらの法案に賛同しますか?」については、
1
「両方とも賛同しない」という意見が14票と多く、「民主党の改正案に賛同する」は4票、「与党の改正案に賛同する」は1票にとどまりました。
Q2.「与党案・民主党案ともに通常国会での成立は困難だといわれています。もし、あなたならどの国会で成立させたいと思いますか?」については、
2
「両改正案とも廃案にすべき」が15票と多く、「来年の通常国会で決着を図るべき」が4票ありました。
与党の改正案は、“衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態”にまで単純所持で取り締まりの対象となり、“児童を性的な被害から守るため”に言論・表現の自由にまで取り締まりの対象となる懸念があり危険というものです。5月27日付の週刊誌『SPA!』では、女優の宮沢りえさんが平成3年、当時18歳だったときに発表されたヘアヌード写真集『Santa Fe』が、撮影当時、宮沢りえさんは17歳だったために、単純所持していただけで罰せられるおそれがあり、法律の改正は警察権限の強化につながると書かれていました。
これに対し民主党の改正案は、18歳未満の少女に対し性交をすることを描写したり、海辺で全裸になってオナニーをさせたりする、すなわちかつてのアダルトビデオやマドンナメイト写真集のようなやり方ではNGとするものの、水着・レオタード姿やかつての少女ヌード写真集のようなソフトヌード程度ならOKとすべきと主張しています。また、単純所持の処罰対象も限定して言論・表現の自由に配慮すべきとも主張しています。
アンケートの結果では、「民主党の改正案に賛同する」が4票あったものの、「両方とも賛同しない」という意見が14票と大多数を占めました。おそらく、与党・民主党両方の改正案とも問題点があるものと見ています。
また、時期についても「来年の通常国会に決着を持ち越すべき」が4票、「両改正案とも廃案にすべき」が15票ありました。おそらく、お答えになった皆さんは、衆議院を改正して国民の民意を問うべきだという考えなのでしょうか?しかし、福田首相はそう簡単には衆議院の解散・総選挙や内閣総辞職には応じませんでした。おそらく、来年9月の任期満了まで、与党が3分の2を占める現在の衆議院の勢力を維持しようという構えなのでしょうか?
児童ポルノの定義の見直しや単純所持規制などで与党と民主党の考えで隔たりがある児童ポルノ禁止法改正案。結局、福田首相が北海道洞爺湖サミットの準備に入りたいということで、通常国会は閉幕。児童ポルノ禁止法改正案の論議は、秋の臨時国会以降に持ち越されていきました。
そこで、この児童買春・児童ポルノ禁止法の改正案について、議論の場を設けたいと思います。
今回のアンケートの結果では、与党・民主党の改正案ともに「両方とも賛同しない」「両改正案ともに廃案にすべき」という意見が大多数を占めました。これには、与党・民主党の改正案ともに問題点があるということだと私は思いました。
そこでさらに問題点を議論していただこうと、『STATION-K’S BBS POWERED by imgbbs.jp』にスレッドを立てて、みなさんに議論をしていただくことになりました。与党の改正案、民主党の改正案の“どこが問題点なのか”、“どんな理由で両方とも賛同できないのか”、2ちゃんねる風に議論していただきたいと思います。
アドレスは、
http://ip1.imgbbs.jp/read5/CQF00653/
です。みなさんの忌憚のないご意見をお待ちしております。
また、“ゲームセンターのメダル貸出機に年齢識別システムは必要か?”については、ライブドアの掲示板に移設しました。この件についてのご意見は、
http://jbbs.livedoor.jp/game/44409/
までお寄せください。12月に宜野湾市に出店する予定の大手総合レジャー施設、ラウンドワンに関する情報や、ゲームセンター営業を規制する風営法の改正についてもこちらまでどうぞ。

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