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2008年3月20日

地元住民の反対の中で開業した『ラウンドワンスタジアム岡山妹尾店』の一例

先日『ラウンドワンスタジアム宜野湾店』が着工したというニュースをお伝えしましたが、このラウンドワンをめぐっては、宜野湾市だけではなく、全国各地で建設反対運動が起こされています。メダルゲームを中心とした、今までにない大型のゲームセンター施設やカラオケボックスなどの施設が整備され、また、営業時間が早朝6時までにおよび、青少年の健全育成に悪影響が及ぶ恐れがあるからです。
ここでは、今月開業した『ラウンドワンスタジアム岡山妹尾店』についてお伝えしようと思っています。
3月1日、岡山市妹尾の国道2号線沿いの市街化調整地域に建設中だった、岡山県内最大級の大型レジャー施設『ラウンドワンスタジアム岡山妹尾店』が開業しました。ラウンドワンが岡山県に出店するのはこれが初めてです。
営業施設は6,168㎡の敷地に建設され、鉄骨6階建て、延べ床面積15,880㎡。営業面積は14,290㎡で、昨年オープンした高松店と同規模です。駐車場は自走式520台。建設費は約30億円(土地代除く)。1、2階は約290台のゲーム機をそろえたゲームセンター施設とカラオケルーム23室、3階はボウリング場で全36レーン、4~6階は「スポッチャ」と称する、ミニサッカー、パターゴルフ、ローラースケートなど約40種のスポーツを楽しめる施設が整備されています。15日に着工した宜野湾店も、これと同じ規模になる予定です。
ところで、この『ラウンドワンスタジアム岡山妹尾店』をめぐっては、建設前から周辺の住民やPTAなどから建設反対運動が起こされていました。建設予定地の周辺に学校や住宅地などがあるからです。
ラウンドワンの岡山進出に際しては、2年前、岡山市の総合政策審議会都市・交通部会で承認された後、8月ごろから反対運動が表面化。市議会にも反対陳情が出され、大きな争点となりました。
昨年2月1日、市長はラウンドワンに対し、妹尾の市街化調整地域に大型レジャー施設を建設することを許可しました。これに対して福田学区の住民は反対運動を起こし、4月には住民の代表が岡山市の開発審議会に審査請求を出しました。しかし、審査請求は却下されました。12月28日には、建設に反対する住民グループが開発を許可した岡山市を相手取り、許可取り消しを求める行政訴訟を岡山地裁に起こしましたが、これも却下されました。建設工事は住民が反対する中で順調に進み、ついに3月1日の開業を迎えました。
建設に際し周辺住民、PTAの根強い反対があったため、ラウンドワンは、岡山県の条例で定める「ゲームセンター施設について日没時刻以降、16歳未満の少年の入場禁止、また午後10時以降、16歳・17歳の少年の入場禁止。」(風営法・岡山県同法施行条例)「ボウリング施設、カラオケ施設、スポッチャ施設について、午後11時以降18歳未満の少年の入場禁止。」(岡山県青少年健全育成条例)に加え、事業者独自の入場制限基準を設けました。これに対して、施設所在地を管轄する岡山南警察署も、『ラウンドワンスタジアム岡山妹尾店』については、事業者の自主規制基準についても補導の対象とすることにしました。

1.小学生以下の児童はすべての営業時間、親権者(父親・母親どちらかに限る。以下同じ)の同伴がないと入場できない。小学生以下の児童単独で営業施設だけでなく、駐車場他敷地内に立ち入っただけで、不良行為少年(不健全娯楽)として警察による補導の対象(以下単に“補導の対象”といいます)となる。親権者以外の中学生以下の者が小学生以下の児童を同伴して入場することもできない。特に20歳未満の未成年者が小学生以下の児童を同伴した場合、同伴した未成年者も補導の対象となる。
2.1~2階のゲームセンター施設については、16歳未満の少年の入場は午後5時まで(但し夏休み期間中は午後6時まで)とする。このうちメダルゲームゾーンについては午後5時以前であっても、中学生以下の児童・生徒は親権者の同伴がない場合、立ち入っただけでも補導の対象とする。また、学生服等(学校の制服の他、学校指定のジャージ・体育着、部活動用のユニフォーム・練習着もこれに含まれる。以下同じ。)を着用して入場した場合、時間帯に関係なく補導の対象とする。(メダルゲームゾーンの入場制限はラウンドワンの全営業施設共通)
3.学生服等を着用しての入場は午後8時までとする。午後8時以降学生服等着用の中学生・高校生は補導の対象。(ラウンドワンの全営業施設共通)
4.施設の利用に際しては、運転免許証や学生証など身分証明書の提示により年齢確認を行う。また、小学生以下の児童を同伴して入場した場合、同伴した児童の親権者であることを確認するため、健康保険証の提示を求める。(ゲームセンター施設のうちメダルゲームゾーンにあっては、中学生についても同様とする。)
5.入場制限の対象となる少年を補導するため、すべての営業時間を通じて、警察官、少年補導員、およびラウンドワンが委託した警備会社の警備員が店内に立ち入り、巡回パトロールを行う。また、店内の随所に防犯カメラを多数設置して店内の防犯センターで監視し、入場制限の対象となる少年を発見した場合、直ちに岡山南警察署に通報の上、スタッフに取り押さえを指示し、強制退店させた上で駆けつけた警察官に引き渡す。

以上がラウンドワンが定めた青少年の入場制限および補導対象の基準です。このように、パチンコ店なみに警戒態勢も厳しくなっています。小学生以下の児童の終日入店禁止は、昨年3月に開業した香川県の高松店でも同様の措置がとられており、高松でも地域住民の反対運動の中で開業したことがうかがえます。
なお、深夜営業ですが、金曜日・土曜日・祝祭日の前日のみ翌日の午前6時までの営業とし、それ以外の日は翌日の午前3時までの営業となります。なお、ゲームセンター施設については風営法の規制対象となるため深夜12時までの営業となります。
インターネットで関連記事を調べたり、電話取材したりしながらこの記事を書いていますが、岡山・高松の場合は市長が地元住民の反対を押し切って建設にゴーサインを出したためゴタゴタになり、県議会でも問題になり、そのため小学生以下の児童は保護者の同伴の場合を除いて、終日入店禁止(保護者同伴でもゲームセンター施設は午後5時以降、ボウリング施設、カラオケ施設、スポッチャ施設は午後11時以降入場禁止。)ということになったようです。
また、ラウンドワンの建設に反対していた周辺の住民やPTAも、小学生以下の児童単独での終日入店禁止だけでは物足りなそうで、「保護者同伴でも土曜・日曜などに限定すべきだ」という意見もありそうです。(現時点では小学生以下は保護者同伴なら平日・土曜・休日問わず入店できます)
宜野湾店の場合は、市長が「年間500万人も訪れる沖縄の観光客の遊び場がほしい」という観点でラウンドワンを誘致したものと私は見ています。土地代8億円、そして開業後は法人事業税も入ってくることでもありますから。
しかし、建設場所が宜野湾市立真志喜中学校より約120m、そして沖縄県立宜野湾高等学校より約200mも離れていることから、周辺住民、PTAの反対運動は、岡山よりも激しくなっているものと思われます。
次回は、12月に『ラウンドワンスタジアム宜野湾店』が開業した暁に、青少年の入場制限がどんなものになるのか、私の私案を示そうと思っています。
そこでこのブログをご覧の皆さんにアンケート。
この記事で紹介した『ラウンドワンスタジアム岡山妹尾店』の青少年の入場制限、このブログをご覧の皆様はどのようにお考えですか?
・厳しすぎる。
・妥当だ。
・PTAなどとの取り決めでありやむを得ない。
・不充分だ。もっと厳しくしろ。
・わからない、どちらともいえない。
回答は以上5つの中から1つをお選びください。意見のある方はコメントにお書き込みください。皆様からの忌憚のないご意見をお待ちしております。

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コメント

現在、静岡市においてもラウンドワン建設について反対運動が起きつつあります。
静岡市に建設される場所は、中学校の前であり、500m位に小学校も2つあります。
敷地への入り口側が、車がやっとすれ違える程の幅の狭い道路に面しており、またその道路が地域住民が生活道路としてよく利用しているところです。
ラウンドワンによる子供の非行に目が行きやすいですが、不良が集まることにより、一般の子供の被害や交通渋滞等、2次的な影響も大きなものと思っています。
既に土地はラウンドワンの関連会社にて取得済みの現在、どのような運動にて建設を中止させることができるのでしょうか?

投稿: 洞江 邦彦 | 2008年10月19日 午後 01時17分

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