これほどハンドボールがクローズアップされることとは!?
“中東の笛”問題などで何かと物議を醸したハンドボールの北京五輪アジア地区予選の再試合が29日と30日の2日間、東京の国立代々木競技場第1体育館を舞台に、男女とも日本と韓国の間で争われ、男女とも韓国が日本を破って北京五輪への切符を手にしました。
ところでこれほど日本でハンドボールというスポーツがクローズアップされたことはありませんでした。日本では、ハンドボールはマイナーなスポーツで、毎年年末にNHK教育テレビで、ハンドボールの全日本総合選手権大会の男子決勝戦が全国ネットで放送されるだけでした。(ちなみに昨年は男子は大同特殊鋼、女子はオムロンがそれぞれ優勝しました。)
しかし、沖縄、とりわけ浦添市では、小学校から高校まで、ハンドボールの強い土地柄です。
今から6年前の平成14年の春、全国高校選抜大会の女子で陽明高校が全国制覇したのが沖縄のハンドボール黄金時代の始まりでした。
平成15年の春、全国高校選抜大会の女子で浦添高校が準優勝、男子で興南高校が優勝、夏のインターハイでも男子の興南高校が優勝しました。そして全国中学校大会でも、神森中学校が優勝、同じ浦添市の仲西中学校が準優勝しました。事実上の両校優勝だけに、両校の3年生部員は高校の争奪戦となりました。
平成16年、浦添市は“ハンドボール王国”を宣言しました。
平成17年、男子の興南高校が全国高校選抜大会、インターハイ、そして岡山国体ですべて優勝して3冠を達成、高校チームとして30年ぶりに全日本総合選手権大会に出場することができました。また女子の陽明高校も全国高校選抜大会で3年ぶりのV奪回、浦添市の“ハンドボール王国”をアピールしました。
平成18年、男子の神森中学校が3年ぶりに全国大会で優勝。神森中学校は昭和54年にも初優勝しており、大会史上最多の4回目の優勝となりました。そして男子の興南高校はインターハイ連覇を果たしました。
そして昨年、沖縄県出身のハンドボール選手、田場裕也さんが“FC琉球ハンドボールチーム”を発足させましたが、男子の興南高校はインターハイで2回戦で敗退、女子の陽明高校も準々決勝で敗退しました。今年はV奪回へ向けての奮闘が期待されています。
毎年、7月下旬にインターハイ全国大会の開幕が迫ると、沖縄県内では、ハンドボールに注目が集まります。2年後の平成22年には、沖縄県でインターハイ全国大会が開催されることになっており、選手強化の取り組みがなされています。
さて、全国的にハンドボールが注目されたのは、昨年の9月に愛知県豊田市で開催されたハンドボールの北京五輪アジア地区予選で、クウェートやヨルダンなどの中東勢と日本・韓国の極東勢が試合をしたときに、国際ハンドボール連盟(以下“国際連盟”といいます)が審判団を用意したにもかかわらず、アジアハンドボール連盟(以下“アジア連盟”といいます)が用意したヨルダンなどの審判団に変更され、クウェートと韓国の試合では韓国の選手が開始2分で退場させられたりするなど、中東勢に有利なジャッジがなされ、これに日本と韓国が国際連盟に直訴したところ、アジア連盟のずさんな大会運営が問題視されて、9月のアジア予選を無効とし、国際連盟の管轄下でアジア予選をやり直しをすることになったからです。このアジア連盟は、クウェートの王族が実質的に支配しているため、中東勢に有利なようにする不公平な判定をされては、全国的にハンドボールの街として知られる浦添市の職場に勤務する私にとっても腹が立つことです。
今回のやりなおしアジア予選で、日本代表チームには沖縄県出身の選手も出場しました。女子では浦添高校出身で現在オムロンで活躍している佐久川ひとみ選手、那覇西高校出身でスペイン・マラガで活躍している金城晶子選手、陽明高校出身で現在オムロンで活躍している東濱裕子選手が、また男子では現在湧永製薬で活躍している東長浜秀作選手が出場しました。地域の先輩方が出場するとあって、沖縄でも盛り上がりました。
29日と30日に東京の国立代々木競技場第1体育館で行われたアジア予選の再試合には、1万人以上のファンが詰めかけました。韓国からも2000人の応援団が駆けつけました。テレビ中継もNHKBS1が生中継し、総合テレビでも深夜に録画で放送しました。
残念ながら男女とも韓国に敗れ、日本は女子が3月に、男子が5月に行われる世界最終予選に回ることになりましたが、試合は国際連盟のもとで適正に行われたものと思われます。
これに対して、アジア連盟では、日本と韓国の両方を除名処分にするという対抗措置をとろうとしています。
イスラム教の強いクウェートの王族に牛耳られたアジアハンドボール連盟。ここにもイスラム教の国の厄介ぶりを感じました。こんな不公平な運営をする競技団体は死滅してほしいと思います。こうなったらアジアハンドボール連盟の分裂もやむを得ないと思います。
今回のやりなおしアジア予選が、日本のハンドボールの発展とアジアのハンドボールの正常化の礎になることを祈ります。
そこで、このブログをご覧の皆様へのアンケート。質問は2つ用意しました。
Q1.ハンドボールの日本代表チーム、最終予選で五輪への切符を獲得できると思いますか?(男子・女子ごとにお答えください)
・絶対に北京へ行く!
・微妙
・無理
・どちらともいえない
Q2.今後、アジアのハンドボールの健全化のためにどんな処置が適当だと思いますか?
・今のアジア連盟を解散させ、国際連盟のもとで新たにアジア連盟を設立する
・アジア連盟を西アジアと東アジアに分裂させる
・今のアジア連盟で十分
・わからない・どちらともいえない
回答はそれぞれの選択肢の中から一つをお選びください。また、コメントのある方はコメント欄にお書き込みください。


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