« 2007年3月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年4月28日

奈良県少年補導条例

最近、私はこんな条例に関心があります。
“奈良県少年補導に関する条例”
京都府や大阪府の隣にあって、古代日本史に残る重要文化財も多数あるという奈良県で昨年の7月、少年の非行の防止と健全育成を図ることを目的としてこの“奈良県少年補導に関する条例”が施行されました。(以下この記事では、“奈良県少年補導条例”といいます。)この条例をめぐっては、奈良県の弁護士会や市民団体などから、「不登校にまで取り締まりの対象となりうる」「警察の権限を拡大し、子どもに対する監視の強化につながる」「警察の不当介入を招き、人権侵害につながる」なとの反対意見もありました。
条例では、未成年者の飲酒・喫煙、18歳未満のパチンコ店など風俗営業所などへの出入りなど、後ほどお話しする26項目の“不良行為”を定めた上で、それを発見した警察官及び少年補導員には“不良行為”を行った少年に対し、注意、助言、指導、質問、警察施設への同行の要求、所持物品の提出要求、一時預かりないし廃棄の催促、少年の保護者等への連絡、場合によっては最長12時間警察署で保護したりできる権限が与えられるというものです。
先日、私は奈良県警察本部に、この“奈良県少年補導条例”について、問い合わせのメールを出しました。
メールの内容は、奈良市内にある某ボウリング場を例に挙げ、そのボウリング場において
1_5
というものでした。
奈良県警から届いた返信では、「不良行為とは、条例で定められており、事業者の自主規制にまで及ぶものではありません。」というものでした。
改めて奈良県警の少年課に電話で問い合わせてみました。回答は次の通りです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
奈良県少年補導条例にもとづき、“不良行為”として補導の対象となるのは、下記の26項目です。これを年齢ごとに、18歳未満、19歳未満、20歳未満の3つの階級に分けております。なお、18歳に達したとしても、高等教育諸学校(高等学校(全日制課程に限る)のほか、盲学校・ろう学校・養護学校の高等部、専修学校の高等課程、中等教育学校、高等専門学校の第3学年までもこれに含まれます。)に在学している者(以下総称して“高校生”といいます)は、卒業式を終了した後(高等専門学校は第3学年終了)の最初の3月31日まで18歳未満の者と見なされます。
2_5
ここで、“18歳未満の者および高校生の立ち入りが禁止されている施設”とは、下記の施設が該当します。
3_6
これらの施設については、立ち入っただけで補導取り締まりの対象となります。
4_5
また、風営法第2条第1項第8号に定められるアミューズメント施設(いわゆるゲームセンター)については、16歳未満の者は奈良県風俗営業条例により午後6時まで、16歳、17歳、および18歳以上で高校生の者は風営法により午後10時までに青少年の入場が制限されています。この時刻を過ぎますと保護者の方が同伴でも施設への入場・遊技はできません。したがって、奈良県少年補導条例に基づき補導取り締まりの対象となります。
さらに風営法では、午後10時から翌日の日の出の時刻まで、保護者が同伴していない18歳未満および高校生の者のファミリーレストランへの入店・飲食を禁止しています。当然のことながら、午後10時以降保護者が同伴していない場合は補導取り締まりの対象となります。
奈良県少年補導条例に基づき補導取り締まりの対象となるのは、以上にあげた範囲内でのことですが、最近は全国展開している大手のアミューズメント事業者を中心に、アミューズメント施設のうちメダルコーナーについて、保護者の同伴のない青少年(中学生以下、16歳未満、18歳未満と事業者によってまちまちですが)の利用を終日禁止しており、又保護者同伴であっても、土曜日・日曜日・祝祭日などに限定し、学生服等を着用した場合の入場も禁止するなど、青少年のメダルコーナーの利用を制限しているところが増えています。これは、少年犯罪・少年非行の増加という昨今の状況を背景に、教育委員会や県警など関係当局、及びPTA連合会や青少年健全育成市民会議など関係機関の指導のもとに、事業者の自主規制扱いとして行われています。
「奈良県少年補導条例に基づき午後6時以前でも警察当局による補導取り締まりの対象となります」と脅している事業者もありますが、この件については現在、風営法による事業者への行政処分の対象、及び奈良県少年補導条例により“不良行為”として補導の対象にはなっていませんが、事業者側からすれば“不良行為”とみなされることになります。また、メダルコーナーご利用の際、施設のスタッフより、年齢確認のため免許証・身分証明書の提示、及び保護者確認のため健康保険証の提示を求められる場合もあり、応じないお客様は、警察に通報されることもあります。メダルコーナーをお楽しみになるお客様は、十分ご注意くださいますようお願いします。
今後とも県民の皆様におかれましては、奈良県少年補導条例の施行に対し、青少年の非行防止・健全育成のため、ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上が、奈良県警からの問い合わせの回答の概要でした。
問い合わせの回答を受け、私は「午後8時以降の学生服等着用の中学生・高校生の入店禁止」については、代替措置として高校生は平日の午後0時~5時の時間帯、中学生以下は全ての時間帯にボウリングの学生割引料金制度(1ゲーム690円のところ480円、5ゲーム投げ放題通常1680円のところ1300円)を設定しているとして、補導取り締まりの対象にはしないことになりますが、「中学生以下のメダルゲームコーナーへの入場制限」については、行政や警察など、当局からの指導により行われていますので、法令や条例などで禁止されてはいないとはいえ、“特例措置”として補導取り締まりの対象とすべきだ、と思います。
みなさんはどのように思いますか?
この場を借りて、丁寧に問い合わせに応じていただいた奈良県警察本部少年課の方には深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、「奈良県少年補導条例」は、少年を対象にした補導活動に法的な根拠を与える全国初の条例として、県内外の弁護士会や市民団体、多くの県民からの反対を受けながら昨年の7月に施行されました。また、警察庁などが法案化の準備を進めている青少年健全育成基本法の礎にもなり、今後、全国に条例化が広がることが予想されます。
そこで次回から3回にわたり『もしこの地方自治体に“少年補導条例”があったら』というタイトルで、特集記事をお送りしようと思っています。中学生以下の少年の犯罪・非行が増えている昨今の状況で、青少年の生活に厳しい規制を敷いている都道府県(場合によっては政令市も)を上げ、その県にもし、「奈良県少年補導条例」と同じような条例が制定されたらということで取り上げようと思っています。
どの都道府県・政令市がねらわれるかは、アップロードされてからのお楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月12日

きのうの全日空のストライキに思う

全日空グループの子会社4社の労働組合が、会社側との団体交渉が決裂したため、きのう24時間ストライキを行い、全日空国内線の888便のうち136便が欠航し、8700人の乗客に影響が出ました。
ストライキに突入したのは、全日空の子会社のエアーニッポン、エアーニッポンネットワーク、エアーネクスト、エアーセントラルの4社の乗員組合です。4社は、全日空の小型機運航便の運行を請け負っているグループ会社で、エアーニッポンとエアーネクストは小型ジェット機で、エアーニッポンネットワークとエアーセントラルはプロペラ機で、それぞれ運行しています。
全日空はここ数年の中期経営計画に基づき、利便性を高めたり運行の効率化を図るため、機材の小型化を進めてきました。地方発着の国内線では、伊丹-高知線、福岡-五島線を全便DHC8-Q400型機にし、乗客の需給に合わせ、小型化・多頻度運航化を推進してきました。また、国際線でも、中部-広州線に、ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラス各24席ずつ、計48席だけという、B737-700ER型を就航させ、9月には成田-ムンバイ線に同じB737-700ER型を全席ビジネスクラス席として就航させる予定です。また、今までB747-400型で運行している成田-米国・欧州線をB777に変更することも検討しています。
4社の乗員組合は、パイロットの養成制度や、3月13日に高知空港で発生したDHC8-Q400の胴体着陸事故を背景とした同型機の整備体制見直しなどにを会社側に要求していますが、きのう未明までの会社側との団体交渉が決裂、昨年3月以来のストライキに突入しました。
ストライキにより、4社が運行を担当するB737以下の小型機で運行する便を中心に、きのう運行を予定していた便全体の15%に相当する136便が欠航し、8700人の乗客に影響が出ました。ここ、沖縄の那覇空港発着便も、那覇-石垣線の5往復を筆頭に、那覇-福岡線、那覇-鹿児島線の各2往復、那覇-羽田線、那覇-関西線などの各1往復、合計26便が運行を取りやめ、これに伴って11便が運行時間を変更になりました。
中でも、予定された11往復中5往復がストライキで欠航となった那覇-石垣線は、JTA便への変更も多かったといいます。
その昔、鉄道が春闘の賃上げ交渉で回答を不服としてストライキを打ったりして、首都圏の交通が麻痺したりしたことが毎年ありました。沖縄でもバス4社がストライキを打ったことがありました。昭和58年には交渉が決裂してストライキが長引いたことがありました。しかし、現在はデフレを背景に、また利用客に迷惑をかけないことを考慮して、ストライキは打っていません。しかし、航空業界ではまだ一部の組合が会社側の回答や交渉に応じないなど会社側の不誠実を不服として、ストライキを通告したりすることも多いようです。
先日も、一連のトラブル続きによる客離れによって経営再建中の日本航空の一部の乗員組合が、会社側のベアゼロなどの不誠実な対応を不服として、ストライキを通告しようとしました。しかし、ストライキは回避されました。ストライキで大量の欠航便を出せば、さらに客離れにつながるという会社側に説得に応じたためでした。
その日本航空から客を奪った全日空が、子会社だけとはいえ、ストライキで欠航便を出したことは、全日空の経営戦略に不服を唱えた子会社の労働組合の問題だと私は考えます。
日本の航空輸送は、パイロットの給与をはじめとする運行コストの問題克服が課題とされています。今後、外国との競争が激しくなるのに備えて、採算の悪い地方都市間の路線や離島路線は、小型ジェット機からプロペラ機に置き換えられることがさらに強まるものとみられます。また、国内線の幹線や国際線の欧米路線も、ジャンボ機からB777などの経済性の高い中型機種への置き換えが進もうとしています。その一方で、3月13日に高知空港で発生したDHC8-Q400の胴体着陸事故を背景に、安全性の問題も問われています。
こうした中で、航空業界には、まだまだ高コストの問題の克服が課題といえそうです。その中で、従事する労働者の理解を得ることもまた課題なのです。
なお、全日空ではきょうは平常通り運行することにしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 9日

SASUKEでけが人続出

3月21日にTBS-TV系列で放送されたスポーツ・バラエティ番組『新SASUKE2007』(モンスターナイン制作)で、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一さん(33)が、肩を脱臼する事故があったのに続き、一般の参加者4人も負傷していたことが、6日に明らかになりました。
『SASUKE』は、100人の一般参加者やタレントが出場し、アクションゲームのようにさまざまな障害物をクリアしていくことで運動能力を競う内容の番組です。平成9年9月26日に第1回が放送され、以降おおむね年2回の割合で放送され、第18回の今回は、3月3日に横浜市青葉区のTBS緑山スタジオのオープンスタジオで収録され、3月21日の春分の日、6:55~9:47PMにTBS-TV系列、全国28局ネットで放送され、関東地区の視聴率は17.5%でした。
番組の制作統括に当たるプロデューサーは樋口潮さんです。樋口さんはかつてTBSで土曜日7:00PMに放送していた『筋肉番付』の制作に当たり、『ストラックアウト』など数々のスポーツゲームを生み出しました。その後、木下プロダクションを模様替えしたドリマックステレビジョンという制作会社に出向中に独立、モンスターナインという制作プロダクションを設立、これまで制作してきた『SASUKE』や『スポーツ№1決定戦』などの番組を制作、また、FUJI-TV向けにも『VIKING』という『SASUKE』の類似番組を制作、さらには『筋肉ミュージカル』の企画・上演という事業にも精力的にこなしています。
かつてTBS-TVの人気番組に『風雲!たけし城』という番組がありましたが、この『SASUKE』は、この『風雲!たけし城』よりさらに過酷な難攻不落の番組です。競技は、4つのステージに分かれており、各ステージごとにさまざまな障害物がもうけられており、制限時間以内でこなさなければクリアできません。
11年秋の第4回大会ですべてのステージをクリアして“完全制覇”した選手が出た後、“完全制覇”した選手が出ず、とりわけその後の7回の大会では、一人もファイナルステージまで残る選手が出ないという、まさに『風雲!SASUKE城』ともいうべき難攻不落の番組となりました。
そして昨年10月11日に放送された第17回の大会で、長野誠さんが7年ぶり、13大会ぶりの“完全制覇”を成し遂げ、200万円を獲得しました。
前回の放送で13大会ぶり、史上2人目の“完全制覇”を許した樋口プロデューサーは、今回の『SASUKE』を作るに当たり、競技内容や障害物などの大幅なリニューアルを行いました。史上2人目の“完全制覇”者を出した以上、さらなる難攻不落の城を築き上げるために。
樋口さんが一番リニューアルしたかったのは、100名の出場者が最初に待ち受ける第1ステージです。第1ステージは、飛んだり、登ったりして体力を消耗するステージで、100名の出場者のうちクリアできたのは一番多かった回でも16人しかいないという難関です。
今回の第1ステージは、滑車付きロープにしがみつきながら水中の浮島に飛び移る“ロープグライダー”を始め9つの障害を設定し、これを2分10秒以内でこなさなければなりません。もちろん、途中で途中で落下したり、着水したりすればその時点で脱落、というものでした。
結局、100名の出場者の中で第1ステージをクリアしたのはたったの6人。その後の第2ステージで3人が敗退、そして第3ステージまでに100人全員が敗退しました。今回と同じく、前回の大会で“完全制覇”者を出した平成12年春の第5回大会同様、厳しい大会となりました。
小杉さんは、この第1ステージの最初の障害物である「ロープグライダー」で、滑車付きロープにしがみつきながら水中の浮島に飛び移ろうとしたところ着地に失敗し、左肩を脱臼、全治3ヶ月と診断されました。この同じ「ロープグライダー」で、一般参加の30代の男性が右足を骨折して全治6ヶ月、他の3人もねんざや脱臼のけがを負いました。
樋口プロデューサーは詳細を把握しておらず、小杉さんが脱臼したことが今月2日に一部で報じられ、再確認した結果5人のけがの状況が分かり、神奈川県警には今月3日になって届け出ました。 
樋口プロデューサーは前回の大会で“完全制覇”者が出たのを背景に難易度を上げようと、危険性の高い障害物を設定しました。その結果、最初の「ロープグライダー」で、小杉さんを始め5人の負傷者を出す結果となってしまいました。
樋口プロデューサーが制作を担当した『筋肉番付』でも、過去に負傷者を出して放送が打ち切られたケースもある中で、高視聴率をマークし続けるこの『SASUKE』も、今回の負傷事故で、今後の放送ができるかどうかが懸念されます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 1日

FM21 4月の番組改編

浦添市のコミュニティFM局、FM21の4月の番組変更についてお知らせします。
【3月の終了番組】
水曜日の夜に三線の生演奏を放送していた『三線パラダイス』が、パーソナリティー天久博敬さんの都合により3月28日で終了となりました。天久さん、長い間お疲れ様でした。
これに伴い、後続の2番組の放送時間が30分早まります。
『与勝交差点』
水曜日10:30PM→4日より水曜日10:00PM
『何やってるdoing?』
水曜日11:30PM→4日より水曜日11:00PM
毎週火曜日の1:00PMに放送していた糸山ゆり子さんの『ゆり子とあなた』が3月27日で終了となりました。なお、金曜日3:00PMの『ゆり子と60分』は引き続き放送されます。
【4月からの新番組】
4月5日から木曜日に2つの新番組が登場します。
4:00PM~『ポップイン』(ナチュラルズ提供)
11:00PM~『バリヤfreeエイサー』
『ポップイン』放送開始に伴い、『居酒屋ボブ』が毎週日曜日、0:00PMに変更となります。
また、7日から土曜日11:0PMで『culbタンチュラ』がスタートします。
このほか、すでに次の番組の放送時間が変更となっています。
『ぐるくまアワー』
日曜日11:00AM→土曜日5:00PM(FMレキオでも同時放送されるようになりました)
『テアトロへの招待~日曜クラシックコンサート』
日曜日0:00PM→11:00AM
『伊江と純とYUUSUKEのBOSA LUAR』
日曜日6:00PM→8:30PM
『思い出の石原裕次郎』
水曜日1:00PM→4:00PM
また、これまで木曜日の1:00PMから放送している『届かなかったラブレター』が、火曜日と水曜日にも放送されるようになりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年6月 »